オショロコマ制作過程4

 

ここからはオショロコマの下に敷く石ころを作っていきます。まずバンドソーで、適当な大きさの石を20個ほど作って、切れ端からさらに小さな石ころを二十数個作ります。

ノミで石ころの角を落としていきます。

さらに電動ドリルの先に付けた、ヤスリで角を丸くしていきます。

すべての石ころにする必要は無いですが、半分ぐらいの石ころに、グランダーで小さな凹凸を彫っていきます。

彫り終わったら、ラッカーニスで下塗りして、さらにジェッソを塗っていきます。

 

石ころに、バーントシェンナ、ローシェンナ、バーントアンバー、ローアンバー、カーボンブラック、ウォームホワイト、ニンバスグレー、スモークドパール、イエローオキサイドなどを適当に混ぜて、色々な色の石ころを作っていきます。この時最初からあまり濃い色にしないように気をつけましょう。

歯ブラシにカーボンブラックを水で薄めたものを付けて、ブラシの部分を親指でこするようにして、石ころに吹き飛ばしていきます。こうする事によって、不規則な斑点になります。

淡い感じのまだら模様にするときは、塗料をかなり水で薄めて、歯ブラシで吹き付けて、10〜30秒ぐらい放置して、半乾きの状態のときに、ティッシュペーパーで叩くように、拭き取ります。こうする事によって、簡単にリアルな石ころが作れます。

最後に川虫を作っていきます。この川虫はジョウザンエグリトビケラの幼虫で、幼虫と蛹の時期に小さな石で巣を作ります。ですから川虫を作ると言うよりは、石ころの集まった塊を作るような物です。

こちらはヒラタカゲロウの幼虫です。

細い針金で足を作って、エポキシパテで胴体を作ります、お尻からでている、尾には猫のヒゲを使っています。

ちょっと説明不足でしたが、石ころを適当に板に並べて、川虫を付けて、オショロコマ本体を取り付けて完成です。

完成品はこちらのページをご覧下さい。